日焼けで手の甲にぶつぶつができる日光湿疹
日焼けで手の甲にぶつぶつ
手の甲に出るぶつぶつは、日光アレルギーである可能性が高いです。紫外線アレルギーとも言い、光線過敏症からきている場合があります。
いろいろなタイプがあるので、皮膚科では日光湿疹とまとめて言われることが多いです。日光湿疹は水泡ができたり、赤くはれたり、蕁麻疹ができたりします。
ひどい人だと皮膚がでこぼこになります。この症状が出やすいのは、3月から7月の時期であり、かゆみを伴う症状も出ます。
膠原病の日光過敏症である場合、免疫力を高めることによってアレルギー反応を抑えることができます。抗酸化作用のある食品を食べるようにしたり、漢方で体質を改善したりしていきます。
日光湿疹の対策
対策としては、紫外線防止対策がされている手袋をつけたりすることです。通常の手袋だと紫外線を通してしまうこともあるからです。手袋が難しい場合、UVスプレーやクリームを塗っておきます。
手は特に日焼け止めが落ちやすいので、2、3時間おきに塗りなおすようにします。紫外線アレルギーの場合、紫外線吸収剤が使用されているものは使用しないようにします。ノンケミカルである紫外散乱剤を使用します。
湿疹が出た場合は、4、5日でひくことがほとんどですが、かいてしまうなどすればさらに悪化し長引きます。かゆくて仕方がない場合は、ステロイド薬で対処することも視野に入れてください。
皮膚科に行けば、ぶつぶつやかゆみを和らげる薬を処方してもらえます。今すぐにかゆみを収めたい場合は保冷剤などで冷やしますが、日光湿疹の場合は一時かゆみが和らぐだけなので、冷却はかゆみへの緊急対処と考えてください。
日光湿疹は紫外線アレルギーと同様に、紫外線を浴びないことが大切になります。つまり、日光を避けるだけではだめだという事です。紫外線を遮断するためにはUVカット用のものを使用するのが一番です。
たとえ日光にあたっていなくても、紫外線が肌に吸収されるとそれだけでぶつぶつが出ます。日傘をさすときも、手袋をつけるときも、UVカット付きのものを使用します。
ただ、手の湿疹は他の病気と間違いやすいです。もしかしたら主婦性湿疹かもしれませんし、金属アレルギー、カビによる湿疹かもしれません。医者でも判断がつきにくいぐらいなので、自己判断は禁物です。
病院に行った時も、できれば詳細に検査してもらえると正しい対策ができます。日光湿疹かどうかはアレルギー科や皮膚科で光線過敏症テストをすればわかるので、一度受けてみましょう。(2017年現在)